【投稿日】2020/7/17 【最終更新日】2024/7/23
新郎新婦が永遠の愛を誓う結婚式。
挙式のスタイルにも様々な種類があり、ふたりが理想とする結婚式はどのスタイルなのか、悩む方もいると思います。
ここでは挙式のスタイルやそれぞれの特徴、結婚式場の種類をご紹介いたします。
はじめに、結婚式場を選ぶために考えておきたい挙式スタイルから最も人気の3つを紹介していきます。
それぞれのスタイルの特徴や雰囲気を理解して、式場選びのベースを作りましょう。
教会式は、キリスト教のしきたりに基づいて行う挙式スタイルです。新郎はタキシード、新婦はウエディングドレスを着用します。
式の中では「娘を災いから守ってください」という意味が込められた母親から娘へのベールダウンや、父親とバージンロードを歩くなど、家族の温かさを感じられるシーンも多いです。
キリスト教の挙式スタイルには、カトリックとプロテスタントの2種類があり、カトリック教の場合は、結婚するふたり、もしくはどちらか一方が信者の場合のみ、執り行うことができます。
ホテルや結婚式場にあるチャペルでは、プロテスタント式で執り行われるため、キリスト教の信者でなくとも結婚式を挙げることができます。
また、教会式では次のような演出も可能です。
教会式は、親族や友人に参列してもらったり、新郎新婦のふたりきりで行うなど幅広く対応できることから、執り行われることが多い定番の挙式スタイルとなっています。なお、「教会」で行う場合は、結婚式前に何度か教会に通い、講座をを受ける必要がある場合もありますので、あらかじめ確認をしてください。
人前式は、参列してくださったゲストから結婚の承認をもらう挙式スタイルです。
新郎新婦で式の進行を決めたり、オリジナルの誓いの言葉を考えたりするのが醍醐味と言えます。
親族や友人など、ゲスト参加型の結婚式を作り上げたい人におすすめです。
また、人前式は宗教と関係がないので、ドレスや和装など好きな衣装を着用できます。
中でも人気が高いのはドレスを着用してチャペルで行うスタイルです。
人前式は、形式に縛られないスタイルだからこそ、次のようなオリジナル演出を入れることができます。
式場ごとにできる演出は異なるため「こんな演出がしたい」と希望がある場合は、事前確認をしましょう。
また人前式は、比較的新しい挙式スタイルなので、両親の世代にはあまりなじみがないかもしれません。
そのため、あらかじめ人前式がどのような式かを両親に伝えておくことをおすすめします。
神々に夫婦となる誓いを立てる、日本の伝統的な挙式スタイルが神前式です。神社や結婚式場に併設されている神殿などで行います。新婦は白無垢や吉祥文様が描かれた鮮やかな色打ち掛け、新郎は羽折袴を着用するのが一般的です。
神前式は家同士の結びつきを重んじる式のため、新たなつながりを特に大切にしたい方にぴったりの挙式スタイルでしょう。
神社で行う場合は、巫女に先導してもらいながら本殿へ入場する花嫁行列とも呼ばれる「参進の儀」を屋外で執り行うのが魅力のひとつ。木や花々に囲まれながら、自然の恵みや季節感も感じられます。
また、結婚式場やホテル内に併設されている神殿では、天候に左右されず安心して式を行えます。移動の負担も少なく、幅広い年代の方に参列してもらいたいという新郎新婦におすすめです。
次に、お伝えするのは5つの結婚式場のタイプです。
それぞれの特徴や雰囲気を確認しながら、自分たちがイメージする結婚式や希望条件に合うタイプを見つけてみてください。
結婚式に特化した設備を整えているのが、専門式場です。
チャペルと神殿を両方設備し、教会式・人前式・神前式3つの挙式スタイルに対応できる式場が多くあります。
木々が溢れるナチュラルな雰囲気やオーシャンビューなど、式場ごとの世界観があり、結婚式に特化した会場ならではの魅力があります。
専門式場のアクセスは、最寄りの駅から徒歩圏内の場合もあれば、海の近くなどロケーションを重視して、郊外に立地されている会場もあります。
宿泊施設もあるのは、ホテルウエディングならではの特徴です。遠方から参列してくれる親族や友人に宿泊してもらうことができます。新郎新婦は挙式の特典として無料で宿泊をできる場合も多く、結婚式当日も移動の心配をすることなく、安心して過ごすことができます。
また、宿泊施設を備えているだけでなく、下記のようなメリットがあります。
また、デザイン性の高いホテルでは独自のアートやインテリアがほどこされており、写真撮影のスポットが充実しているほか、式を挙げた後もレストランや宿泊など様々な用途で利用することができ、想い出の場所として何度でも訪れることができます。
邸宅や建物を貸し切って行うのが、ゲストハウスウエディングです。
一軒家を時間制で貸し切りにしている場合が多く、他の新郎新婦と鉢合わせする可能性が低くなっています。
ヨーロッパ風やカリフォルニア風など、ゲストハウスそれぞれのおしゃれな雰囲気の中、映画のワンシーンに飛び込んだような時間を過ごせるのが最大の魅力です。
写真映えするフォトジェニックな空間の中で、次のような演出も楽しめます。
ゲストハウスの場合、非日常感を演出している分、最寄りの駅から離れていることもあります。
郊外の会場を希望する場合、シャトルバス運行の有無を確認したり、タクシーチケットの用意を検討しましょう。
お料理を重視しながらも、アットホームな雰囲気を好まれる新郎新婦に最適なのがレストランウエディング。
シェフ、ソムリエこだわりのオリジナリティのあるお料理やドリンクでゲストをおもてなしできます。
レストランごとに「重厚感あふれるきらびやかな装飾」「あたたかい自然光に包まれる一軒家」など、さまざまな趣向が凝らされています。
開放的なテラスでのウエディングや、個室での少人数ウエディングなど、大きな結婚式場とはちがう雰囲気の結婚式を行うことができます。
人数によっては時間帯で貸し切りになることが多く、カジュアルなパーティー風にするなど、アットホームな結婚式を楽しみたい方に最適です。
アクセスの良し悪しは、会場によってさまざまです。駅近の会場もあれば、落ち着いた雰囲気を演出するために郊外の場合もあります。
神社では、日本の伝統に基づいた神前式を行えます。
歴史を感じる厳格さと心地よい静寂さは、神社ならではの雰囲気。伝統が感じられる由緒正しき空間で、新たな門出を迎えられます。
また、将来お子さまが生まれてからも、お宮参りや七五三などで参拝でき、家族の思い出を重ねていく場所となります。
神前式自体は、しきたりに則り進行するのでオリジナルの演出を入れるのは難しいことが多いですが、神社によって下記のような演出を行えます。
ただし、神社は他の結婚式場のタイプよりスペースが限られている場合多く、参列者を多く呼ぶ場合は、収容人数をしっかり確認しておきましょう。
また、挙式後のパーティーや披露宴を神社に隣接した場所で行える場合もありますが、雰囲気を重視する方は、ホテルやレストラン、専門式場など別の場所に移すことも多く、あわせて検討が必要です。
実際に結婚式場を選ぶ際、結婚式の情報サイトなどを見ていると、たくさんの会場が出てきて迷ってしまい、ブライダルフェアの予約までなかなか進まないことがあるかと思います。
ここからは、結婚式場探しをスムーズに進めるコツを紹介していきます。
まずは、これまでに紹介した各挙式のスタイルや結婚式場種類について、ふたりの希望を話し合ってみることをおすすめします。今まで友人の結婚式で参列経験がある方は、参列したときの印象を比べてみるのも良いでしょう。
さらに、結婚式のテーマやイメージについて具体的に考えてみると、自分たち合う会場を絞ってよりスムーズに探すことができます。
ふたりである程度の方向性を固めた後、いよいよ結婚式場の見学をスタートします。
気になる会場をいくつかリストアップし、ブライダルフェアに参加してみましょう。
最近では、インスタグラムやフェイスブックなどのSNSで、チャペルや披露宴会場の写真を投稿している会場も多くみられます。会場名をハッシュタグで検索すると、先輩花嫁の投稿が出てくることもあり、実際に式を挙げた際のリアルな写真や感想を見ることができます。
希望の挙式スタイルや会場のタイプ、さらには参列者の人数によって、新郎新婦に合った結婚式場は異なります。
人生の新たな門出である結婚式を最高の1日にするためには、挙式のスタイルや式場の特徴を両方理解したうえで選ぶのが良いでしょう。
最高の1日を過ごすために、新郎新婦でまずは話し合い、ブライダルフェアにも参加しながら、結婚式場を決めていきましょう。
【コラム記事一覧】
【No.1】結婚式のテーマを決めるためのアイデア4選
【No.2】ブライダルフェアの内容とチェックポイントをご紹介
【No.3】結婚式場の選び方、決め手となるポイント最新事情
【No.4】結婚が決まったら両家顔合わせ!準備や当日の流れ、成功のポイントをご紹介
★最新【No.5】ブライダルフェアの試食会に行ってみよう! チェックポイントなどをご紹介
トップページへ